同年代の人に「若くなったね」と言われるようになりました

西田
本部会員 西田さん

私が正宗太極拳を始めたのはいまから6年前、67歳のときでした。

自動車会社の役員を引退したのをきっかけに、かねてから興味のあった太極拳を始めました。

太極拳はテニスやゴルフと違って年齢を厭わず毎日でき、ジムや散歩にはない〝プラスアルファ〟がある。そう考えて電話帳を開き、入会希望の電話をしたのが全日本柔拳連盟でした。

通い始めた当初は、両手両足の異なる、複雑な動きに混乱したのも事実です。

3か月ほどは辛くて、練習から帰宅すると、ベッドで1~2時間は横になっている有様でした。

もう辞めよう……何度も考えましたが、そのたびに先生方や、道場に通ってくる会員の方たちの素晴らしさに励まされました。

この素晴らしい出会いが、プラスアルファの一つ目です。

そうこうしているうちに、半年ほどたつと、不思議と疲れを感じなくなってきました。

さらに、日常の行動でも、俄然元気が出てきたのです。

私は趣味でゴルフをしていますが、以前は18ホールを回ると最後にはグラブを杖代わりにつかないと歩けないくらい足腰が辛くなり、タイにゴルフに出かけたときなどは午前中に1ラウンド回ると午後はずっと昼寝をしてしまうほどでした。

それがまったく疲れを感じなくなり、太極拳を始めて2年後には1日に2ラウンド回っても平気なまでになりました。ゴルフ場の茶屋に行っても座る気にならないほどです。

3・4年後にはバンコクへ行きましたが、40度の炎天下で2日連続でゴルフをし、午後は仕事をするという生活を送れるまでになっていました。

いまでは会社の同期会に行っても、「若いなあ」と周りに驚かれるほどで、太極拳の効果を身にしみて感じています。

元気になった事実は、健康診断の数値にも表れました。

以前は中性脂肪、血糖値、血圧、すべて基準値を上回っていましたが、太極拳を始めて2年ですべて正常値に戻りました。

私の息子は医者をしているのですが、この年で血糖値が下がるのは珍しいと驚いていました。

プラスアルファの2番目は、太極拳は護身術にもなるということです。

今の時代、太極拳を続けているといざというときに身を守ることができる、そんな自信も若返りに効果を発揮しています。

今後も、素晴らしい道場と仲間とともに、健康のために練習に励んでいきます。