正宗太極拳の素晴らしさを、地域に広めていくことが目標です
本部会員 有我さん
私が渋谷の本部道場に通い始めたのは8年前。70歳を過ぎてからのことです。
地域の公民館の活動で太極拳を体験したときに「これは健康に役に立つものだ」と直感したからです。
昔から、興味を持ったことにはのめりこむ性格で、太極拳もきちんとした先生に、みっちり鍛えてもらおうと、往復6時間かけて、渋谷の本部道場まで通うことにしました。
スポーツは好きで、40歳から空手を習ったこともありました。しかし、指を痛めてしまう危険性が高いので、これは私には向かないと思いました。アコーディオンなど、鍵盤楽器の演奏も趣味だったので、演奏ができなくなることは避けたかったのです。
太極拳は、ゆったりとした動きでありながら難しく、奥が深いところが魅力です。
最初は慣れない動きにとまどうこともありましたが、何事も1年は辛抱が必要です。
1年たつうちに、効果が感じられ始め、これは一生ものだと確信しました。
始めた当初から、地域に道場を開けるほど極めることが目標だったので、週に1回、高速バスで通いました。
私は昔から風邪ひとつひかない健康体でしたが、通い始めた当初は、年齢による衰えを感じ始めていた頃でした。
当時、血圧は200を突破し、体重は70キロを超えていました。長く歩くと、くるぶしや膝が痛くなってきます。そのため接骨院に年中通っている状態でした。
それが、太極拳を始めてから徐々に改善していき、今では体重は50キロ、血圧は120にまで下がりました。
さらに足が驚くほど丈夫になり、若い人と山登りへ出かけてもひけをとりません。
妻も私の勧めで1年前から本部道場へ通い、夫婦ともどもすっかり健康になりました。
一昨年4月には、念願かなって千葉の旭市に道場を開くことができました。
地域のみなさんと共に、教えながら鍛えられています。
健康になったおかげで、100歳までの目標も設定することができました。
「太極拳のよさを一生、地域に広めていこう!」
本部道場では、医者があきらめたような人が、症状を改善していった例を数え切れないほど、この目で見てきました。
こんなにもすばらしい太極拳を、一人でも多くの方に知っていただくのが、私の生涯をかけての目標です。