虚弱体質が太極拳で今では元気一杯に
本部会員 小林さん
笑顔が愛らしい小林さんは柔拳歴五年。
毎週日曜日は、渋谷本部道場で2時半から8時半まで爽快な汗を流すのが習慣になっている。
ウィークデイは仕事に追われ、週末は肩も背中もバンバンに固く凝ってしまい疲労のかたまりといった状態。でも、日曜の練習はその疲れを吹き飛ばしてくれるという。
小林さんにとっての柔拳を語って頂いた。
以前から気功に興味があって勉強したいと思っていたところ、気功を勉強するなら太極拳は武道で動きがあるので長く続けられると、夫の知人の勧めで全日本柔拳連盟を紹介してもらいました。
習い始めて様々な発見があり、いつの間にか体質改善になったのは大きな驚きであり喜びでもあります。
子供の頃から虚弱体質で風邪を引きやすく、大腸カタルを病んだ後は何かにつけ腸の調子を崩しがちでした。
体力に自信がないせいか、内向的で人と交わるのが煩わしく思うような性格でした。
血液循環も良くなかったのでしょう、冬は手足が冷たくなり、就寝時に靴下と手袋をして寝ていました。
ところが、今ではそれらが嘘のようです。
冷え性が治り手足はいつも暖かいし、風邪をひいても軽くてすみます。風邪のひき初めに太極拳をすると治ってしまいます。胃腸の調子もとても快調、お腹をこわすこともなくなりました。
女性の仕事はほとんどが事務職でデスクやパソコンの前で長時間同じ姿勢でいることが多く、目の痛みや肩凝り・腰痛は慢性化してしまうのが常ですが、太極拳のおかげでそれもありません。
最近発見したのですが、私の場合、推手をすると腰痛が治ってしまいます。
日曜日の午後は専門クラスで古式楊家太極拳と形意拳、そして武術クラスの練習をこなしますが、虚弱体質でスポーツマンとは言い難かった私には驚くべき変化です。
他のスポーツだと爽快感と共に疲労感も残りますが、柔拳は疲労感が無くすればするほど爽快感が増していきます。
頭がすっきりして日頃のストレスも解消し、精神的にも安定し集中力もついてきたような気がします。
体力に自信がついたせいか、悩みがあっても自分自身を第三者の目で見られる余裕もできました。
今では太極拳は生活の一部になっています。
道場へ練習に来る方々の目的はさまざまですが、練習そのものは一緒ということも太極拳はすごいなと感じます。
いろいろな目的を満足させてくれる太極拳、これからも新たな発見を期待しています。